今回もサラウンドヘッドホンのお話。
前回の日記の続きです。
ここからは主に
ONKYOの
MHP-AV1の使用感に絞って書きます。
どうせ長くなるから、いきなり折り返しちゃえ。
■音質編やっぱり、一番気になるのはここでしょう。
特に
「普通のステレオヘッドホンと比べてどう違うの?」というところ。
サラウンドヘッドホンにはたいてい
ドルビーON/OFF機能がついているので、付け替えることなく比べられます。
よーするに、OFFにすれば普通のステレオヘッドホンになるっていうことです。
まず、おもむろに
「アルトネリコ2」を起動して…オープニングの
謳う丘FRELIAを聴きます。
(※ ムービーのほうはサラウンド収録されてます。Extraでもムービーとして鑑賞すればいいみたい)「!!」「なんていうかこう、ぐあーっていうか、もーんっていうか…にゃーって感じ!」クロア「……わからんな」えぇい、ツッコミの時だけしゃしゃり出てこなくていいよっ!
でも実際、
まったくわからないと思うので、ちゃんと書きますと、
まず、
左右の音の拡がりというか響き方が全然違うんです。
そして、
今までまとめて飛んできてた音が全部バラバラに飛んでくる感じで、聴き取れなかった音も拾える、みたいなー。
「あれっ? こんな音鳴ってたんだ?」というような新たな発見があるかも。
ステレオモードと比較して書くなら、
ステレオだと左右から音は聴こえるものの、
あくまでかけてるヘッドホンの範囲内、つまり頭の中心で音が鳴ってるような感じなんですが、
サラウンドモードだと左右のもっと遠いところから音が響いて飛んでくる、という感じです。
…と、ここまで
左右を強調して書いてきました。じゃあ
前後はどうなの? というと…
やっぱり土屋さんが天覇新聞で紹介された記事の通り、あるいは巷で言われている通り、
物理的に5つのスピーカーが設置されているわけじゃないので、前後の拡がりはさほどでもないです。
なにせ
音を機械的に読み取って、あくまでバーチャルなサラウンド環境を作り出してるだけですから。
でも
サラウンドスピーカーを揃えるとなると、値段はともかく(むしろヘッドホンより安いのもある)
設置場所や周囲への音漏れの問題をどうにかしないといけないので…環境によっては難しいですよね。
あと誤解のないように書いておきますが、
サラウンドヘッドホンは何も「サラウンド収録された音」を聴くためだけの物ではないです。
ドルビープロロジックは、
ステレオ(2ch)音声を、5.1ch音声に変換するシステムです。
サラウンド収録されていないオープニング以外の詩やBGMはもちろん、
DVDプレイヤーに繋げば映画が、CDコンポに繋げばCDを仮想サラウンドとして聴くことができます。
なので、「アルトネリコ2」もこれまでとは違った音を聴きながらプレイできそうです。
シンクロニティチェインがほんとに左右から響いてきて、だんだん声が重なっていくのを聴いた時は思わず笑いました。
「詩よ!」「想いよ!」 「今、力となれ!」 「今、力となれ!」 「「シンクロニティチェイン!!」」 | | ←左右の耳の位置
こんな感じ。
音が左右から聴こえたり交差するのはもちろんステレオでもわかるんだけど、
セリフごとに声がだんだん近づいてきて、最後は中心から聴こえるんだよね。
ものすごく微妙な差でしかないけど、実感してみたい人は検討してみてはいかがでしょうか〜。
まぁそこまでこだわらない場合は、値段に対してそれ相応の効果が見込めるかというと、
ちょっとまだ割高感がある感じは否めないですけどね。
私は無線で家中どこ行っても聴こえるという機能だけで気に入ったので、買って損はなかったと思ってますけども。
■その他機能編やはり、
無線なのは良いです。
赤外線だと、ちょっと席を外して本体との間に障害物があるともう聴こえませんから。
ただやっぱり、
赤外線と無線では音の聴こえ方に微妙な違いがあるらしく、
人によっては赤外線のほうが良い、と感じることもあるでしょうか。
私はそこまでのこだわりはなかったので、壁に遮られないのに惹かれて無線式を購入しましたが。
また
赤外線式は光を発するため、
反射の仕方をモード変更する機能があったりもします。
通常モードとかシアターモードとか、音の響き方を3段階に変えたりできました(視聴で試した)
無線式には、そのような機能はありません。
あと細かい機能面では…ちょっと不満が目立ちます。
充電式なんですが、接触があまりよろしくなく、うまく充電できません。
しかもよっぽど接触が悪かったのか、付属のニッケル電池がもともとダメだったのか、
充電したあとに電池入れてみると、ヘッドホンの電源が入りませんでした。電池壊れてる?仕方ないので今、市販のアルカリ乾電池入れて使ってます。
…っていうか、専用ニッケル乾電池以外使っちゃだめって書いてあるけど、
これ思いっきり
SANYOの
eneloopじゃないの! どこが
「専用」なのさ。
試しに手元にあったeneloop用充電器で充電してみても、やっぱりダメ。
まーた微妙に不良品? 電池がだけど。というか、本体の充電方式も不安定すぎるし、時間かかるし…(6時間充電して9時間しか使えない)
まぁ、電池はもともと市販の使う予定だったからいいけどね。
もう一度試してみたら、電源入りました。早とちり早とちり。
市販のアルカリ電池オンリーだと消費量がものすごいことになりそうなので、併用することになるかな。
でも充電時接触が悪いのと、充電に時間がかかるのには変わりないので、充電はエネループ用充電器使います。
あとは、
ヘッドホンの電源ボタンと音量ボタンが若干押しづらいかなー。特に電源ボタン。
それから本体は音声信号が送られると電源が入り、一定時間送られてないと自動でスタンバイ状態になるんですが、
電源ボタンがないので接続した機器が動いてると、ヘッドホン使わない時も無駄に電源が入ることに。
使わない時は電源ケーブルか、PS2に接続してる光角型ケーブル外しとけってことですか。
さすがに
本体の電源ボタンくらい欲しかった。
使用してない(端子が接続されてない)アナログ側にスイッチを設定しておけば、
本体の電源は入らないことがわかりました。これなら大丈夫そう。
良いところは、着用時の付け心地でしょうか。
軽く首を振ってもずり落ちないし、かといって締め付けるような感じもないし、
ソフトにフィットする感じ。
私は普段から眼鏡をかけてますが、
眼鏡と一緒に着用しても全然気になりません。
長時間しようしても疲れませんし、ここはほんとに気に入りました。
電池は別の使えばいいし、電源回りも慣れればなんとかなるレベルだと思うので、
付け心地が良いという特徴はかなり重要なポイントになるかも。
■総評完全なサラウンド環境を得られるわけではないため、総合的に見ると価格不相応かも。
どうしても本物を体感したい方は、環境さえ許せばサラウンドスピーカーを選択したほうが良いでしょうね。
でも、ヘッドホンしか選択肢がない環境では、それなりにステレオヘッドホンとの違いは実感できます。
左右の奥行きに関しては問題ないレベルですが、前後の奥行きを実感するまでには至らないかな。そうそう、最後に
「Hartes Ciel, melenas walasye」の手拍子についてお伝えしておきましょう。
やっぱり前後の奥行きがないため、「正面から聞こえてくる」というのを実感するのは難しいです。
でも、手拍子の音がそれぞれ別の方向から飛んでくるのは実感できるので、ステレオよりは
「これがルカの手拍子かな?」と判別はしやすいです。
手拍子の数自体が多くなってくると、どっちにしろ判別は無理ですけどね。
まぁもともと、オープニング以外はサラウンド収録じゃないので、そのせいもあるかも。
もひとつ。
サラウンド収録されたヒュムノスといえば、
「OVA アルトネリコ」です。
「LIFE_W:R:S」 「PAJA#Orica」 「SUSPEND」 がサラウンド収録されてるわけですが…。
音がこう、ぐるぐる回ってるのは実感できます。
でもやはり、「あー左から右にいったなー」というのはよくわかるんですが、
「後ろから前にいったなー」というのはわかりにくいです。
それでも、サラウンド効果を実感できることに変わりはないので、かなり楽しめました。
3曲とも、今までと全然違った印象を持ちました。
サラウンドヘッドホンの購入を考えている方の参考になれば幸いです〜。